つれづれ日記 : 2015年11月

今日は、ふと思い立ち、日帰りで、長崎県の五島列島に行ってきました。

ANA4695便（オリエンタルエアブリッジとANAの共同運航便）
福岡空港12:25出発→五島福江空港13:10到着

ボンバルディア式 DHC-8-201型

飛行機はほぼ満席でしたが、運よく窓側の席（4A）を取ることができましたので、福岡空港を離陸してからずっと地上を眺めていました。福岡空港→太宰府→筑紫野→鳥栖→久留米→筑後→佐賀→有明→長崎→五島列島という経路を辿っていることがわかり、また、有明海に広がる海苔の養殖も上空から見ることができ、とても楽しいフライト時間でした。

佐賀県杵島郡江北町の上空。くねくねしているのは六角川でしょうか。

五島福江空港、着陸直前の景色。エメラルドグリーンの海が印象的です

五島福江空港に到着したあと、福江港ターミナルに行ってみました。今回はフェリーに乗る予定はなかったのですが、福江港ターミナルには五島列島の観光案内所や新鮮な海産物のお店がありますので、いろいろと見てみたかったのです。観光案内所のスタッフの方に「五島の美しい海を見たいのですが、往復５時間くらいで行ける場所はありますか？」とお尋ねすると「三井楽の方向にある高浜海水浴場がいいですよ」と教えていただきましたので、高浜海水浴場を目指すことにしました。

福江港ターミナルの中にあるうどん屋さんでいただいた五島うどんが美味しかったです。

福江港ターミナルを出たあと、車で三井楽町（みいらくちょう）方面に行きました。三井楽町では、まず、魚籃（ぎょらん）観音展望台に行きました。

魚籃（ぎょらん）観音展望台には、海に向かって、魚籃観音像がたたずんでいました。

この魚籃観音は、東シナ海の大漁と航海の安全を祈願して建立された大観音像ということで、手に鯛を持っています。そして、この魚籃観音展望台からの海の眺めは絶景でした。

魚籃観音展望台から眺めた高浜ビーチ

魚籃観音展望台を後にして、次は高浜ビーチに行ってみました。観光案内所の方に薦められた場所です。

私は、高浜の海岸の美しさに驚きました。白い砂浜と完全に透明な海水を見たとき、私の住む福岡の近くにもこんなに美しい海があったんだ！と思いました。海岸に押し寄せる静かな波が太陽の光に照らされて、真っ白い海底に繊細な線を描いていました。

ここは歴史的にも重要な場所です。

西暦804年、平安時代になって最初の遣唐使（第16次遣唐使）の船は、中国大陸（当時の唐）を目指しました。その中に、日本の仏教を担うことになる二人の僧がいました。それは最澄と空海です。この遣唐使船が出帆したのが美彌楽崎（みみらくのさき、現在の三井楽町柏崎）、すなわち、この高浜の海岸と言われています。

さて、短い滞在でしたが、美しい夕焼けを眺めたあと、五島福江空港から福岡に戻りました。