ポルトガルに滞在して27日目になります。そして明日、ポルトガルを離れ、日本に戻ります。
今日は、リスボンのシアード地区にあるカルモ修道院に行きました。1389年にカルメル会派の修道院として建てられ、1755年のリスボン大地震のあとに再建されず、廃墟という形で残っているものです。
カルモ修道院の入り口です。入場料は4ユーロくらいでした。
礼拝堂の脇につくられた手荒い場です。両脇の２匹の動物と真ん中の天使の口から水が出るようになっていて、とても可愛いです。
カルモ修道院の、天井が残っているアプスという部分（祭壇のある部分）は考古学博物館になっていました。この博物館の建物の一部は、紀元前3世紀に造られた家がそのまま残っていたりして、歴史的に非常に興味深いものを見ることができました。
さらに奥に進むと、華やかな彫刻で装飾された石の棺がいくつか安置されている部屋がありました。蓋が空いている棺がありましたので中をのぞいてみると、ただの長方形の箱ではなく、人の全身の形にそって石が彫られていました。これを見たとき、葬る人をとても丁重に扱っていたんだなと思いました。
何これ！？ 棺の蓋の装飾が可愛い過ぎます！！
博物館の出口に、事務所がありました。とても素敵な空間です。
カルモ修道院を出たあと、いくつかお店に立ち寄りました。
まず最初に、コンセルヴェイラ・デ・リスボアという缶詰専門店に行きました。1930年創業のこのお店には、大理石のモザイクで飾られた床や、木製のレジなど、レトロな雰囲気が漂っていました。缶詰の種類がたくさんあり、注文に戸惑っていると、お店の方が日本語のリストを出して下さり、「トマトで煮たタコ」、「ガーリックオイルに浸したイワシ」、「燻製にしたウナギ」など、日本語で注文することができました。
次に、ロシオ広場にありますタバカリア・モナコというお店に行きました。1894年創業のこのお店は、有名な画家が描いた天井画（フラスコ画）や有名な画家が描いた絵のアズレージョが装飾されていて博物館のようでした。ここでは、ポルトガルに来る前にお世話になった方へのお土産に、ポルトガルのタバコを４種類購入しました。
天井に描かれている絵も素敵です。
お店の入り口に飾られている鶴とカエルのアズレージョ。
買い物を終えてホテルに戻り、部屋でリラックスしていると、外が騒がしくなってきました。ホテルの外に出てみると、火事が起きてました。
消防署の男性が２人、金の飾りがついたベレー帽をかぶっていてオシャレだなと思いました。消防車もオシャレ。ポルトガルで生まれ育った方々は、自然にオシャレが身に付いていくのでしょうね。
さてさて・・・・
リスボン最後の夜を迎えます。
今回、長滞在していたヴィンチ・バイシャ・ホテルの入り口を写真で撮りました。
