ポルトガルに滞在して19日目になります。
今日は、リスボンの西約20kmのところにありますユーラシア大陸の最西端で有名なロカ岬に行きました。北緯38度47分、西経9度30分。文字通り「最果ての地」です。 
高山植物や多肉植物が生い茂るなだらかな丘陵を進み、十字架の塔がある岬の先端に立つと、目の前には大西洋が広がっていました。
ロカ岬の十字架の塔には、16世紀のポルトガルの詩人ルイス・ヴァス・デ・カモンイスがロカ岬についてうたった叙事詩が刻まれていました。
ONDE A TERRA SE ACABAR E O MAR COMECAR
ここに地終わり、海が始まる 
十字架の塔のすぐ脇には、高さ約150mほどの断崖絶壁が突き出していて、そこに打ち付ける波の迫力は本当にすごかったです。そして私がロカ岬にいるあいだ、身体が吹き飛ばされそうなくらいの強風が吹いていて、自然の雄大さを強く感じました。
空と海のあいだの水平線を眺めていると、時間が止まっているような感覚になりました。
ロカ岬でしばらく過ごしたあと、Scotturb社のバス（403番）に乗ってカスカイス駅に行き、そこから電車に乗って、リスボンに戻りました。
